1998年7月27日 (月)

22分の2

 すでにお気づきかと思うが、このコーナーは毎週月曜日に更新されている。

 駅の売店で雑誌を売り始める時間、もしくは書店が開店する時間ぐらいには更新したいと思っているが、日曜から月曜へかわる午前0時をすぎるとすぐにアクセスしてきて、更新されてないという文句がくることがある。まったく、Windows98の発売やボジョレ・ヌーボの解禁じゃないつーの(笑)。

 だいたい、朝までには更新されていたはずだが、夜中の早い時間に更新されている場合と、朝になってから更新されている週があったのに気づいている人はいるだろうか。

 この、遅く更新がされた日には、共通点がある。睡魔に襲われていたとか、次元断層に落ち込み、時間が止まっていたなどという理由ではない。なにかというと、F1の放映があった日なのだ。

 月曜日が締め切りや、仕事がある場合は横目で見ながらになるが、仕事がないときには、夜11時45分の放映にあわせて、11時15分ごろには風呂へ入る。そして30分すぎにでて、髪を乾かしたりして45分を待つ。

 放映が始まるのをみはからって、冷蔵庫からビールを取り出し、湯上がりにキューっと飲みながら見るのだ。

 したがって、ホームページの更新もその後の作業となり遅れがちになるわけだ。

 F1を見るようになってから7年ほどになる。最初はまったく興味がなかったのだが、夜中にぼーっと見ているうちに、誰が有名なドライバーなのかわかるようになった。ちょうど、セナ、プロスト、マンセルが活躍していたころだ。

 このとき、ドライバーは超一流、いいチームにいて、いいクルマに乗っていても勝てないという場面にでくわした。このときから面白いと思って見るようになったのだ。

 ふつうに考えれば、いいクルマに乗り、開発力や資金力のあるチームにいるドライバーがいつも勝っておかしくないのだが、そうならないことがあるところが面白い。

 そうした興味で見はじめたF1だが、やはり、ひいきのチームやドライバーを決めると楽しさも倍増する。ホンダが参戦していたときにはホンダエンジン搭載チームを応援するし、最近では日本人ドライバーたちだ。

 同じ世界に飛び出していっても、他のスポーツ選手は大きな話題となるのに、F1ドライバーのあつかいの低さはなんなのだろう。

 チームやエンジンメーカー、タイヤメーカーなどが一体となって参戦しているわけだが、やはり表彰台では、ドライバーの属する国の国旗が掲揚され、国歌が流れるのだ。ドライバーは国をしょって戦っているのといってもいい。

 ワールドカップサッカーで、国民の60パーセントがテレビを見たとき、2人の日本人の参戦するグランプリが同じくフランスで行われた。こちらのほうは、何パーセントの人が見たのだろう。

 日本の野球選手が海外のチームで試合をするときは、勝っても負けてもニュースになる。新聞でもかなりのスペースの大きさで記事になる。

 世界中で、たった22人しかいないF1ドライバーの世界に、2人も日本人がいるのに、まったく一般向けにはニュースにならない。あつかわれるとしても、ごく小さなスペースだ。

 日本人のサッカー選手が、イタリアのチームに移籍したというだけで、報道の過熱ぶりはなんなのだ。日本の空港、現地の空港で取材し、チームに合流したというだけで映像つきのニュースになるのだ。まだ試合をしたわけでもないから、結果もなにもでていないのにである。

 勝つとか入賞するとか成績が出ないと関心は集まらないのだろうか? それなら、どんなスポーツ選手だって条件は同じだと思うのだが。

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