City Navigator Japan Ver.11を買う
とうとうガーミンの「単三乾電池で動く」という優位性に負けてeTrex Legend HCx【日本版】を買ったわけだが、内蔵の20万分の1の地図では、まったく道路もなにもわからない。つーか、表示すらない。やはり日本版の道路詳細地図を買わないと、自転車での道案内には使えない代物だった。
とはいっても、地図だけで約2万円するのである。今日び、安いポータブルカーナビが買えてしまう。
でもまー、結局は「買わなければ何にも使えない」状態なので、大々的に経済的ダメージを受けつつ日本版の道路詳細地図「City Navigator Japan Ver.11」を買うことにした。
定価だかなんだか知らないが、1万9950円というのがあちこちの販売店の取り決めらしい。
ここで、気になったのは、同じ製品でマイクロSDカード版とDVD版があることだ。マイクロSDカード版であれば、そのまま装着してすぐに使えるが、DVD版ではeTrex Legend HCxに装着したマイクロSDカードへ地図データを転送しなくてはならない。
悩んだ結果DVD版を買うことにした。
マイクロSDカード版はフラッシュメモリにデータが書き込まれたものだ。このフラッシュメモリは長い年月が経つとデータが消えてしまう。約20年で消えてしまうというがこれは仕様上のものだ。
いっぽうDVDは、保存状態によればほぼ半永久的にデータを保持する。せっかく買うのだから、データは消えない方がいいという願望からのことだ。
さて、どこで買うかと検討したが、値段の安いところは納期が未定だったりとしていた。eTrex Legend HCxを買うときに「パソコンGPSショップ」のVIP会員登録をしているので、3%引。さらにクーポンを使えば3%引になり、消費税分の値引きがある。
そのうえ銀行振り込みなら自動プリペイド扱いとなり500円引きとなって、今ならおまけに楽天ポイント5倍となるとのこと。
まぁ考えても仕方がないので「パソコンGPSショップ」でポチっとした。計算が面倒だが、なんとか1万7000円以下で買えたので
よしとしよう。中1日ほどで「City Navigator Japan Ver.11」が到着した。 高いよなぁ。このソフトだけの価格でPNDカーナビが買える。
その間に、マイクロSDカードも買っておいた。「上海問屋」で2GBが600円台という価格だ。これもポチっとしておいたものだ。
さっそくパソコンへ「City Navigator Japan Ver.11をインストールし、USBケーブルでつないだeTrex Legend HCxのマイクロSDカードへとインストールする。日本全土で約1.1GBほどのデータ量だ。
USBでも転送に時間がかかったが、1時間弱で転送が完了した。
さっそくeTrex Legend HCxの電源を入れる。
地図が現れると、さすがに道路が細かく表示された。
これで初めて「ナビとして使える」状態になったといえるが、約7万円近くかかってしまったことを考えると、なんとも複雑な気分だ。
PNDが1万円を切って買えるご時世に、乾電池で長時間動くGPSと地図というだけでかなりな出費となるのだ。
新宿付近。さすがに道路は細かく表示される
「City Navigator Japan Ver.11」を買ったのは7月のことだが、その後見知らぬ場所を走れずに、ナビ機能を試す機会がなかなかなかった。
8月の半ば、お盆の時期に和田サイクルへ行くことにした。所用があってのことだが、時間もないので輪行をしていくことにした。
荻窪駅から、南口へ出て、住宅街の道を走っていく計画だ。
ここの住宅街は、善福寺川が蛇行して流れていて、川を渡ったか渡らないかで道を認識していると迷うのだ。
ここでeTrex Legend HCxとCity Navigator Japan Ver.11でのナビを使った。
ナビでは、ポイントを指定しておいて、そこまでを直線で表示する「直行」と、ルートを表示する「道路探索」がある。
自転車で走る場合には、ルートを示されるよりも、目的地の方向がわかるだけの方が都合がいいので「直行」を使うのがいいようだ。
自転車なら「直行」でしょう
現在地から目的地までの直線が表示される
これが走った軌跡
都区内の住宅地にある、方向感覚の狂いやすい道でも、目的地の方向がいつもわかると迷うこともない。
自転車ナビとしては十分な機能といえる。ガーミンのハンディGPSでナビをしたいならCity Navigator Japanは必須アイテムだろうね。
外部電源が使える自動車でなら安いカーナビでもいいが、電源のない自転車では、バッテリーの持ち時間や、電源の入手のしやすさがポイントとなる。
ダホンの「BioLogic ReeCharge」は、ハブダイナモで発電してバッテリーを充電し、USB端子からPDAやiPhoneといったデバイスを充電できるアクセサリーだ。
こういったアイテムを使えばいいのかもしれないが、小径車でフロントエンド幅が70ミリといった車輪では、専用のハブダイナモもなかなか高価だ。12インチ車輪ではホイール組も大変そうだし、重量増も気になるしで、やっぱり乾電池駆動ができるデバイスが妥当な解決策なのだろうね。
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