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2010.04.17

ヘルメット嫌いのためのヘルメット?

 交通事故の死者数は年々減っているそうだが、自転車事故での死者数は相対的にみて増えているそうだ。
 警察庁の発表によると、平成21年度の自転車乗用中の死亡者数は695人。交通事故全体での死者数は4914人とのことなので、約14パーセントにもなる。
さらにその695人のうち、65歳以上は445人と64パーセントにもなる。自転車事故の死亡者の64パーセントは65歳以上ということだ。
 死亡事故の場合、頭部損傷による死者の割合も多いという。自転車の転倒時や落車時には頭から地面へたたきつけられるのだ。
 こうした場合には、ヘルメットが有効だが、ヘルメットをかぶるのに抵抗のある人が多い。
 シクロバイクやロードバイクといったスポーツ車タイプなら、ヘルメットをかぶっていてもおかしくないが、ママチャリとなるとスポーツタイプの自転車ヘルメットは似合わない。
 かといって、普通の土木工事用のヘルメットでは頭が蒸れてしまう。
 人間の放熱部位として、頭部というのはかなり熱を発散する場所だ。そこに風も当たらないようにすれば熱を持つし、自転車をこぐ運動をしていればかなり熱を持つ。
 そんなわけで自転車ヘルメットには通気のために穴がたくさん開いているわけだが、それが逆に物々しく見えてしまう。エイリアンの頭部か? というぐあいだ。
 こうしてヘルメットをかぶることに抵抗感が生まれる。ご高齢の方はより強く抵抗感を持っていることだろう。

 昨今の街のり者用に、抵抗感を少なくした自転車ヘルメットも発売されている。僕もかぶっているBELLの「CITI」なんてのが先鞭をつけたと思うが、最近では街のり用ヘルメットも種類が増えてきた。
 METの「カマレオンテ」はだいぶおとなしめのデザインで、日本人にも合うように横幅が広くなっているという。

Camaleonte 
METサイトよりカマレオンテ

 LAZERの「Krux Sport」は、これがヘルメットか? という斬新なデザインだ。通気孔が10個あるが目立たないようになっている。
おなじくLAZERには「Urbanize」というヘルメットもあり、こちらも、ものものしい感じは少ない。
krox_1
LAZER HELMET.comよりKrux Sport
urbenize
LAZER HELMET.comよりUrbanize

 それでも抵抗感があるという人向けに、普通の帽子に衝撃吸収材を組み合わせたものはどうかと、ユニチカテクノス社と愛知県警西署が共同で開発している安全帽子は、靴の中敷きなどに使われている衝撃吸収材を、厚さ5ミリの三層構造メッシュタイプにして帽子の内側に装着したものだという。
 いずれはネット販売を考えているというが、まだネットでは見かけないので、帽子がどんなものか、性能的にどうなのかは不明だ。
 ヘルメットはあごひもでしっかりと頭に固定しないと効果がない。帽子の場合、あごひもがあるのかどうか? ない場合には衝撃で頭からずれないのかが気になる。

 こうした製品が増えた背景には、自転車事故の増加と、頭部の保護が求められている度合いが増えてきたと考えられる。
 自転車に乗るなら頭の保護を考え、安全運転をお願いしたい。加害者になったとしても悲惨だしね。
 でもまぁ、ヘルメットって自転車店に全種類置いてないのよなぁ。気になるやつはどこで見ればいいのやら。
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