MimicGpsでPNDもどき?
最近、とあるサイトからのアクセスが急増し、人気ページランキングの1位が「W-ZERO3[es]でGPX Loggerを使うまでの設定と手順」になることが多い。
そのリンク元ページはMimicGpsというWEBページだ。
MimicGpsって何? とリンク元を見てみたら、tkhshrsさん作のフリーソフトで、これが結構面白そうなソフトだった。
「Mimic」というのは模倣とか真似という意味がある。昔「トリオ・ザ・ミミック」というお笑い3人組がいたけど、最近どうしているかね。3人がそれぞれ物真似をして漫才をするというわりと好きなグループだったけど。
それはさておき「MimicGps」というとGPSもどき、物真似GPSということになろうか?
MimicGpsは、W-SIMを使って、近場の基地局から大まかな位置を取得、それをGPSID(GPSインターミディエットドライバ)に渡すというソフトだ。
つまり本体だけで、GPSレシーバーをつながなくても、GPSID対応ソフトで位置表示ができるということだ。
GPSID対応ソフトにはPocket Mapple Digital V7、V8やimrさんのGPX Loggerなどがある。これらがGPSレシーバーなしで使えるのだ。
となると、USBホスト機能を持っていない、初代W-ZERO3やWS004SHでもPNDもどきとして使えることになる。
これは面白い。
MimicGpsを起動をするときのアラート
測位中
PMD v7で使ってみた。ウチの位置ではない
WILLCOM基地局からW-SIMへ届く電波によって位置を取得するので、大まかな位置しかわからない。GPSのように数メートル単位で正確ではない。ときには数十メートル離れている場所を表示することもある。
それでもランドマークがあれば、すぐに自分の位置を知ることができる。
基地局の多い市街地ではおおむね位置がわかるが、基地局のないところではわからない。GPSのように山で使おうとしてはいけないものだ。
GPX Loggerと組み合わせて自転車での移動ログをとってみたが、かなりなズレがあった。もっと精度のあがるセッティングがあるのか、これぐらいが限度なのかは、今のところわからない。
自転車で移動ログを取ってみた。黄色線がMimicGpsでのログで、赤線が実際に走った道だ
ともあれ、WS003SH、WS004SHユーザーでも、GPSごっこができる楽しいソフトだ。今後の発展に期待したい。
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