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2006.10.28

CATEYE HL-EL710RCを買う

 これから冬至にかけて、日没はどんどん早くなる。すなわち、夕暮れがあっという間にきて真っ暗になるということだ。
 午後4時をすぎれば薄暗くなり、午後5時には暗くなる。日の出と日没の時刻がわかる便利なページはこちら
 そんな日々に立ち向かうには、強力なアイテムが欲しい。ちっぽけなライトではとても怖い。
 と思うほどなのに、無灯火の自転車が多いのは、何を考えているのだろう? 街灯も少なく、暗い街並みだってあるし、そもそも無灯火は交通法規違反だ。
 それでなくても、無灯火の自転車、冬場の夜に黒い服を着て歩く人間を暗闇からあぶりだす方策が必要だと思っていた。
 でもって、先日、夜中にいきおいでポチっとCATEYEのHL-EL710RCを買ってしまった。
 3W相当のLED2灯で、5.5時間使える充電式ライトだ。
 そのうえにHL-EL-700RCトリプルショットという最高峰の製品があるが、貧乏人としては「最高のものは買えない」の法則が働いたのと、3.3時間という点灯時間に不安を持ち、2番目のクラスをポチっとしてしまった。
 おもいかえせば、子供のころから1番欲しいものは買わないガキだったなぁ。あまりに欲しいものは買ってからも緊張したり、扱いがていねいになりすぎて実用品として使えなくなるので、気楽な2番目狙いだった。しかも、特徴のある製品に弱いのだった。
 高校生のときに初めて買ったコンポも、音がいいというものより4チャンネルステレオでそこそこなものにしたし、テープデッキも、デザインも性能も一番という機種をあえてさけて、デザインは個性的、機能としてはアフレコ付きという遊べる機種を買ってしまった。
 その血はいまだに脈々と身体に流れているのである。最近は汚いドロドロの高尿酸値の血かもしれんけど(笑)。

 そのHL-EL-700RCが昨日届いた。買った「サイクルランド チューブ」は、対応もよく、気持ちよく買い物をすることができた。

PICT2629
届いた。iPod風のパッケージ(笑)

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中はこんな感じ

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内容物はもりだくさん。延長ケーブルがお得な感じかな


 届いたブツにさっそく充電をするが、ニッケル水素電池なので、いろいろと問題がある。店で長期にわたって在庫されていたのだろう、充電が最初はスムーズに進まない。30分もしないうちに満タンだという。しかし、点灯をしてみると、すぐにバッテリーダウンの点滅を始める。
 再度充電をするが、やっぱり30分ほどで充電完了ランプがつく。なので、ライトをつけて無理やり放電させ、充電を数度繰り返した。
 これはリチウムイオン電池と違い、ニッケル水素電池の特性なので仕方がない。自己放電、メモリー効果など、電池としては使い方ひとつで性能が大きく変わってしまう電池だ。

 さて、落ち着いたところで本体のレビューに入ろう。3W相当のLED2灯を使ったHL-EL-700RCは、ライト部はアルミ鋳造のボディに入っている。小さいがずっしりとしている。
 ブラケット部は、ウチにあるHL-500IIのものと同じなので、すでにFrogについているブラケットに装着して使える。

 パーツとしては、LEDを内蔵したライト本体と、延長ケーブル、ヘルメット装着ブラケット、バッテリー本体といったところである。
 このバッテリー本体、実物を見るまでわからなかったが、製品としては完成度が低いように思える。
 ニッケル水素電池をまとめたものと充電回路部が一応防水という袋に入り、マジックテープで止めるというものだ。充電用端子とライトへの通電端子は適当についているといった感じだ。
 定価で3万円近いものが、これでいいのかという作りだ。きっちりとした樹脂製で防水のバッテリーケースは作れなかったものか?
 バッテリーのむき出し感、タイラップでの固定など、よほど発売をあわてていたのか、金使ってないなと思わせる出来だった。

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パッテリーの端子類とバッテリーケース。工夫のなさが気になる

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使用時のバッテリー。マジックテープ止めでいいのかね?

 さて、28日は都内の和田サイクルへと出かけた。帰りが遅くなることを見越してHL-EL-700RCをフロントバッグのバギープラスへと入れていった。バッグの重いこと(笑)。
 バッテリー込みの全重量は600gを超える。300g台の「HL-EL-700RCプロ」という製品がヨーロッパでは出ているようだが、点灯時間は3時間と減っている。しかし、リチウムイオン電池を使い、バッテリーケースはちゃんとしているではないか。日本ではまだ売らないので、この冬は仕方ないんだけどね。

 和田サイクルから電車で帰り、最寄り駅についたのは午後6時半近く。日暮れて真っ暗になっていた。駅でFrogを伸張しライトにはHL-EL-700RCを装着した。
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既存のブラケットに装着し、バッテリーはフレームへつけた

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こんなところについている

 さぁ、HL-EL-700RCよ、お前の力を存分に見せるがいい! とスイッチオン。
「うわー! 明るい、きゃー!」を期待していたのだが、まぁ明るいわなといった感じだった。
 あまりに期待しすぎていて、昼間のように明るいかもと思っていたのだ。実際、昔に持っていたビデオカメラ用ライトは、100W電球の明るさを持つものだった。そのための充電池は3Kgもあり、点灯時間は30分というものだったが。
 そんなイメージを期待していたが、まだLEDはLED、明るいといっても、20W電球ぐらいか。それも狭い範囲しか照らさない。

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ライトなしの帰り道

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HL-EL-700RC点灯

 それでも手持ちのライトのなかでは抜群に明るい。
 ライトを点灯し、家までの薄暗い道を走っていった。たぶん、自転車用ライトでは、かなり強力だろう。他のダイナモライトが暗く見えるほどだ。
 懸案の無灯火自転車も怖れをなしてか対向してこない。無灯火自転車の後ろへつくと、その前の道まで明るく照らして、びっくりしたのか乗員は後ろを振り返る(笑)。おまいさんもライトぐらいつけなよ。どれだけ路面の見え方が違うかわかるだろうと話しかけたくなる。

 帰宅後、ライト部をさわるとかなり熱い。電力は光となるときにほとんどが熱になってしまうのだなとわかる。
 これは本体がアルミ鋳造でないといかんわけだ。プラスチックならしまいにゃ溶けるぞというとこだろう。

 HL-EL-700RCの評価として、激明るいライトを想像しているとちょっと肩透かしを食う。しかし、暗い道で路面の状況ははっきりとわかる。照射角はピンポイント系だ。だが、周囲2メートルぐらいの範囲も普通のLEDライト(HL-EL120クラス)なみに照らす。
 バッテリー部の造作は改善してほしい。
 
 暗い道を走る必要がある人なら、最低限として持っておきたいライトだろう。通常のLEDバッテリーライトでは暗すぎる。

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コメント

明るいライト欲しくなりますね~。でもいいお値段なんで、こういうレポートはとても参考になります。

投稿: ayako | 2006.10.29 19:18

○ayako さん
 日暮れた暗い峠道なんかでは明るいライトが欲しいですね。
 高いライトなので分割払いです(笑)。
 夜は走らないのがいちばんですね。

投稿: 米田裕 | 2006.10.30 01:06

3灯タイプはもう少し明るいですよ・・
点灯したら前を歩く歩行者とかが振り返ります(笑)
それと公称3.3時間ですが4時間少し持ちます
(ミッドナイトエンデューロ4時間耐久でゴール後もしばらく点灯してた)
バッテリケースもあちこち場所を選ばず取付可能なのでアレでも
良いかと思いますが・・バッテリの角に当たる部分に直ぐ穴が空きます(駄目じゃん)

投稿: 定吉 | 2006.10.30 17:32

○定吉 さん
 HL-EL700RCにしとくべきだったか(笑)。
 やっぱりあの袋は破けますか。ヨーロッパ発売のHL-EL700RC ProとHL-EL710RC Proはバッテリー、ちゃんと樹脂製ケースに入っているんですよ。ちゃんとマジックテープがついて、あちこちにくくりつけられるのはいっしょなので、日本のも改善してほしいですね。

投稿: 米田裕 | 2006.10.30 20:50

新品だと余程の豪雨でない限り雨には強いのですが・・
穴が空くと小雨でもアウト下手をするとショートして燃えます?
なのでオプションにバッテリバッグが売られてると(笑)

投稿: 定吉 | 2006.10.30 21:33

○定吉 さん
 そのうちProのバッテリーが売られるかもしれませんから、それ狙いですね。
 あのバッテリー袋、あまりに貧弱で、怖いです(笑)。

>なのでオプションにバッテリバッグが売られてると(笑)

 パーツ類の価格を全部足すと、製品よりめちゃ高いですね(笑)。

投稿: 米田裕 | 2006.10.30 23:10

本日サイクルモードのキャッツアイブースにてヨーロッパ発売のPro?(参考出展)を見ました。
で〜係の人とあれこれ話したところ・・互換性は無いそうです(涙)
電圧とLEDも違うとか・・物は有るので政治的な話が付けば直ぐにでも出せるけど現在は発売未定らしいです。

投稿: 定吉 | 2006.11.12 22:03

○定吉さん
 あらま、Proのバッテリーとは互換性がないのですか。
> 物は有るので政治的な話が付けば直ぐにでも出せるけど現在は発売未定らしいです。
 こういうのはいちばんいやですねぇ。何が問題なんでしょうね?

投稿: 米田裕 | 2006.11.14 01:15

Proは7.2Vだそうです。2灯タイプは小さいバッテリが付属・・
長時間使いたければ3灯用の大きなバッテリをオプションで買え!
らしい(汗)
スイッチまでのケーブルも今の物より一割ほど短くなってました。
スイッチオンで全点灯、もう一度押すと半点灯?、長押しで消灯です。2灯タイプはスポット?3灯タイプはワイド用?メーカーは車体に3灯、補助にヘルメットへ2灯を推奨らしい(爆)
充電は、充電専用コネクタを廃止して切換式?みたいなことを言ってました。密閉してあるので過充電は厳禁らしい(笑)
下手すると燃えるどころか爆発しますからね~あいつは・・なのでごついケースに入っていると・・

投稿: 定吉 | 2006.11.14 18:45

○定吉 さん
 Proのバッテリーとは互換性なしですか。リチウムイオンなんで、いまはいろいろとあるんでしょうね。

投稿: 米田裕 | 2006.11.16 21:20

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