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2006.05.28

MioMapでNMEAログ取得、カシミール3DやGoogleEarthで軌跡を表示する

 Mio P350やC310が発売になるが、NMEAログ取りの裏ワザはどうなっているのだろうと思っていた。パソコンGPSショップからのダイレクトメールによると、MioMap 2.0Jでも裏ワザは健在であるという。
 それならば、新製品発売記念として、新規ユーザーの参考としても、過去に書いたカシミール3DとGoogleEarthとの連携ワザをまとめなおして書いておこう。この方法はMioMap1.2J以降で有効だ。

■NMEAログを生成させる

 MioMapでの移動履歴は最低でも1分と荒いので、徒歩以外では記録ポイントが離れすぎて、道路をきちんとトレースしない。そこでMioMap1.2J以降ではNMEA取得の裏ワザを使う。マニュアルには書いてないが、MioMapユーザーには公知の裏ワザだ。

0000  0001
移動履歴での軌跡      NMEAログでの軌跡

 NMEA(National Marine Electronics Association)は、その名のとおり、船舶関係の電子機器団体のことで、そこで制定された規格のことも指す。
 GPSでNMEAといえば、同協会が'83年に策定した「NMEA 0183 Interface Standard」のことを指し、これはGPSからリアルタイムで出力されているアスキーデータだ。

 MioMapの設定画面で「移動履歴」の空欄を6回タップすると、「NMEA」という表示が現れる。 



ここらへんを6回タップしていると……


NMEAというチェックボックスが現れた


チェックを入れる
 

 
「NMEA」が表示されたら、チェックをして「OK」で閉じる。これでSDカードのルートに「NMEALOG.TXT」が作られるようになる。

※2009年現在発売されているMioシリーズではNMEAは取得できません

■カシミール3Dでの軌跡表示
 
 GPSから出力される生データであるNMEAデータは、「カシミール3D」ではそのままでは使えない。変換ソフトを使って読み込めるようにして軌跡を画像化する。まずはソフト類を入手してインストールしておこう。

 

必要なツール類  

カシミール3D
作者:DAN杉本 さん
分類:フリーウェア
【そのまま内税】カシミール3D入門

 定番ともいえる3D地図表示ソフト。GPSログの表示や地形の3Dでのレンダリングが可能
 カシミール3Dの本を買えば、地図データもいっしょに入っているので楽だ。ネットにあるオンラインの地図データには標高データが入ってないので、本を買って、付属のデータを使いたい。  

汎用ログデータコンバータgpslogcv V0.38
作者:Gigo さん
分類:フリーウェア

 各種GPSのログを相互に変換するコンバーターツール。持っていると便利だ 


【手順】

1 Mio168RSをActiveSyncで接続、Strage Cardのルートにある「NMEALOG.TXT」をPCへコピーする

2 汎用ログデータコンバータ gpslogcvを「nme2trk -sd5.exe」とリネーム。これでNMEAデータを5メートル間隔でTRKデータに変換。1メートルなら「-sd1」、10メートルなら「-sd10」とする。オプション値についてはgigoさんのページを参考にしてもらいたい。

 

  オプションについて

距離でデータを間引くなら
-SD +数値(メートル)

時間でデータを間引くなら
-ST +数値(秒)

異常値を総てスキップするなら
-SA

 

3 「NMEALOG.TXT」を「nme2trk -sd5.exe」へドロップすると同じフォルダ内に、「NMEALOG.TRK」ができる

4 「カシミール3D」の「ファイル」→「開く」→「GPSファイル」で「すべて」を表示。「NMEALOG.TRK」を開けば地図上に移動軌跡が表示される

■Google Earthで表示

 最近はGoogle EarthでGPS軌跡を表示させるのが流行っている。
 実際の衛星写真と3Dデータを持った地図だから、そこへ自分の移動軌跡を表示すると、とても面白い。
 NMEAログがあれば、あとはGoogle Earthで読み込めるデータに変換するだけだ。シェアウェアなどがいろいろとあるそうだが、フリーウェアの「GPSBabel1.2.8beta」を使ってみた。ダウンロードはこちらから。
 GPSBabelは、さまざまなGPSデータを相互に変換するツールで、GoogleEarth用には「Keyhole Markup Lunguage」で出力すればいい。拡張子は「kml」となる。
 変換は変換元と形式を指定し、変換先のファイル名と形式を指定する。

gb
GPSBabel

 上覧がNMEAログの読み込みとなるのとで、右側にある「ファイルアイコン」をクリックしてNMEAログをさがす。Mioで作られるNMEAログは「.txt」の拡張子がつくので、そのままでは表示されない。読み込み時にファイルタイプを「ALL」にしておこう。
 NMEAログを指定したらつぎは保存先だ。
 Google Earthは日本語のパス名のあるディレクトリからはデータを読めないようなので、Cドライブなどのルートへ保存するといいだろう。「C:\○○○○○.kml」とファイル名をフルパスで書く。Output languageは「Keyhole Markup Lunguage」だ。
「Let's Go」をクリックするとデータが変換される。
 その後、Google Earthから、「File」の「Open」より作成したkmlファイルを開くと、地球がぐるぐると回り、目的地にGPS軌跡が表示される。
 角度や倍率を変えて楽しめる。

yatu02
Google Earthで表示したGPSの軌跡


■GoogleEarthで軌跡のみを表示する

 GoogleEarthでGPSデータを表示すると、緑の△がたくさん表示される。これはポイントを表しているのだが、軌跡だけを表示することもできる。

ge01
の表示が邪魔だ

■手順
1.GoogleEarth左部の「Place」欄にある「GPS Device」を開く。

ge02

2.「Tracks」を開くと、「Points」と「Path」があるので、「Point」のチェックをはずすと、「Path」のみが表示される。または右クリックして開いたメニューから「Delete」で消してしまう。

ge03

3.「Path」上で右クリックし、開いたメニューより「Edit」を選択する。

ge04

4.「Advanced」にチェックを入れると、色の変更やラインのサイズ、不透明度が設定できるようになる。

ge05

ge06
すっきりと軌跡だけが表示された

 MioMapの移動履歴を使うよりデータに汎用性があるので、こちらの方法をおすすめする。

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