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2005.12.18

Sturmey-Archerの8速ハブ

 日本国内では、シマノのインター8しかない内装8段変速機だが、ヨーロッパではSunRace社に買われて復活したスターミーアーチャー製のものがある。
 XRF8というハブだが、カタログのスペックを見ると、スポーク穴は36穴、OLDは124ミリとあるので、Frogのエンド幅でも使えるだろう。
 Frogのリアエンド幅は約123ミリだが、シマノのインター8がOLD132ミリと書かれているにもかかわらず、ナットを薄いものにしたりするとFrogのリアエンドに入ることから、124ミリでは楽勝だと思う。

XRF8_A
スターミーアーチャー社サイトより XRF8


SG-8R20
シマノ社サイトより SG-8R20

 重量的にも、インター8の1750gに対し、XRF8は1500gと250gも軽い。見た目もスリムだ。
 シェルは両方ともアルミ合金。インター8はつや消しっぽいがXRF8は金属感がある。
 ギア比はインター8がトータル307%に対し、XRF8はトータル305%とほぼ同じだ。
 インター8では5速が1対1のギア比となる。ギア比一覧では。

1:0.527
2:0.644
3:0.748
4:0.851
5:1.000
6:1.223
7:1.419
8:1.615

 となり、スプロケットは16,18,19,20,21,22,23Tが使えるとのこと。ウチのFrogには無理して14Tのスプロケットがついているけど(笑)。

 一方のXRF8は、1速が1対1のギア比となる。となると、スプロケットは大きな歯数を使うことになる。用意されているのは23,25Tの2種類のみ。
 こちらもギア比一覧を書いておこう。

1:1.00
2:1.28
3:1.45
4:1.64
5:1.86
6:2.10
7:2.38
8:3.05

 1速がダイレクトで、キア比の増えていくXRF8だと、フロントギアを変えずにギアのワイド化ができそうだ。
 インター8では、フロントギアを元の52Tのままにしておくと、軽い方にばかりギアが増えて、トップの8速は、ノーマル3速のトップと変わらなくなってしまう。
 そのためにフロントギアを60Tにしたわけだが、フロントギアの交換は高価である。だとすると、リアだけの交換ですむXRF8の方が有利だ。

PICT0957
リア14Tだとフロント60Tは欲しい

 実際に現在のFrogのフロント60T×リア14Tのインター8と、XRF8にしてフロントギアはそのまま、リアを23Tにした場合の、クランク1回転で進む距離を計算して比較してみた。

SRAM
SPECTRO T3
52T×12T

Sturmey-Archer
XRF8
52T×23T

Shimano
SG-8R20
60T×14T
1 3.04m 1 2.14m 2.26m
2 4.17m 2 2.74m 2.76m
3 5.67m 3 3.10m 3.04m
4 3.51m 3.46m
5 3.98m 4.07m
6 4.50m 4.97m
7 5.10m 5.78m
8 6.54m 6.57m

 ほとんど変わらないといっていいだろう。スターミーアーチャーのXRF8が日本で入手できれば、Frog乗りには多段化のいい選択肢となりそうだが、残念ながら国内では扱っているところを知らない。
 イギリス製ということもあり、ブロンプトンに取り付けられた状態で日本へ入ってくるかもしれないが、単体での入手は困難だろう。
 シマノのインター8は、内装変速なのだが、ペダルをこぎながら変速ができる。XRF8はわからない。性能的にはどうなんだろうか?
 それでも、200g軽量でフロントギアを大きくする必要がないXRF8は、Frogの多段化用に魅力的だ。どこかで輸入してくれないものだろうか?

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