フロントバッグホルダーで重心を下げる
リクセンカウルのアタッチメントをつけて、フロントバッグを装着しているわけだが、アダプターはハンドルの位置についている。
Frogの重心から見ると、かなり高い位置についていることになる。
ハンドルポスト(というのかステムというのか)は、前に傾くように角度がついているので、ハンドル位置に重みがかかると、ハンドルが回転しやすい。
走っているときには、つねに手で押さえ込んで走ることになる。
このバッグの取り付け位置をどうにかできないかと思っていたところ、タイオガのフロントバッグホルダー(BAP014)なる製品を発見。2,380円と手頃なこともあり、すぐさまポチっとクリックして購入してしまった。
ステムに装着し、バッグ装着用のアタッチメントをつけられるように、横にギザギザのついた円柱がついているという構造の製品だ。
6061アルミ製で、65g、35ミリのステムに装着でき、スペーサーが付属しているので31.8ミリ、28.6ミリのステムにも対応する。
ポチっとしてから5日で届いた。早いぞ「QBEI」。ちなみにこの店の正式名称って「有限会社谷口久兵衛自転車店」というのね。さぞかし由緒ある店かと思い、社史を見ると昭和32年ごろ創業とのこと。うーん、オレと同じか。名前だけだと、明治ぐらいに創業かと思っていたのでちょっと残念。
届いたタイオガフロントバッグホルダー
自作できる人にはなんともないパーツかもしれないが
さっそく装着
さっそくフロントバッグホルダーをステムに取り付ける。重心を低くするために、なるべく下部につけたいのだが、Frogのステムは伸縮式なので、下部は外側のパイプとなる。
ここへフロントバッグホルダーをつけて、伸縮するかどうかが不安である。もし、縮めることができなかったらどうしようと思いつつ、ホルダーをつけ、どんどんとネジを締め付ける。
その結果、まったく問題がなかった。縮めるのにひっかかることもない。これでひと安心だ。
となると、ハンドルバーについているリクセンカウルのアタッチメントをはずして移動だ。延長パーツをつけているので、その分ネジの取り外しも多くちょっと面倒だ。
例によって午後からの作業なので、試走しにいくには、なるべく早く家を出たい。なんたって、昨日が冬至であるぐらいだから、午後4時半ごろには日没となる。
こまかな仕上げはすっとばし、とりあえずアタッチメントをつけて、Frogを展開。フロントバッグを装着して家を出たのが15時42分。とほほほほ。日没まで45分ほどしかない。
とりあえず、めざすは多摩川サイクリングコースだ。
あわてて装着したのでゴムなんかははみ出したままだ
位置もまだ適当
重心はちょっと下がったかな
久々にFrogに乗ったので、5速でギアが重く感じられる。以前は5速でスタートし、6速、7速と上げていったものだが、今日はおとなしく5速でゆっくりと走る。
なんといっても身体に心配事項が多いので、無理はしないのだ。
祭日なので、多摩川の河川敷では催し物でもあったのか、ものすごく人が出ている。信号では行列になって待っている。
後片付けの様子を見ながら、こちらはこれから上流をめざす。近場で撮影しようと思ったのだが、近くの河川敷は人があふれているので仕方がない。
上流へ向かうと、すでに走り終えたロード乗りたちと次々とすれ違う。みんなが帰る時間に出発するので肩身が狭い。
さて、バッグの位置が下がったことで、わずかだが、ハンドルを押さえつけていなければならない感覚がなくなった。手ばなしは無理だが、短時間なら片手で走行ができる。
重心位置が下がった効果といえるだろう。
日没までの時間は限られている。どこで撮影するか思案していたが、丸子手前のJRの鉄橋付近で妥協することにした。すでに16時をまわっているためだ。
野球のグラウンドへ入り込み、フロントバッグホルダーをつけたFrogを撮影する。
バッグをつけたままでも、重みでハンドルが急に回転することがなくなった。位置を決めておくと、そのまま止まっていてくれるのは、重心が下がったためだろう。
見た目も、バッグが下に移動したので安定感が出てきた。だが、乗車したままバッグのフタを開けるということはできなくなった。どちらにしろ、バッグの中身に用があるときは止まることになるだろう。
バッグの位置が下がっている
少し安定感があるでしょう
小径車で、アタッチメント式のバッグをつけた場合、どうしても重心位置が上になってしまうので、このタイオガのフロントバッグホルダーは便利な製品だ。以前、似たものを自作しようとして挫折しただけに、見つけたときには「うひひひひ」と喜んだものだ。
ブロンプトンなんかは、アタッチメントの取り付け位置が、ヘッドチューブにあり、かなり低くできるが、その他の小径車ではむずかしい。モールトン用のお高いアダプターも発見したが、専用パーツだった。
バッグの取り付け位置で悩んでいる人は、使ってみてはどうだろうか?
以前はバッグの位置が高く不安定な感じだ
バッグの位置が下がって低重心化した
さっさと撮影し、日没前に帰路についた。 念のためにサイクロコンピュータをつけてきたが、走ってもなんの反応もなし。ついに電池切れだ。今日はサイクロコンピュータがダメだったので、Mio168RSによるGPS計測だ。トラックの記録や距離、時間、速度なんてのも記録されている。積算距離はないけど、とりあえず今日の走りがわかるし、GoogleEarthに軌跡も表示できるので面白い。
本日の撮影ポイントをGoogleEarthで見る
走行距離 7.98Km
走行時間 46分
平均速度 10.4Km/h
最高速度 37.7Km/h
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【オプションパーツ】TIOGA Front Bag Holder (YBA00100) タイオガ フロントバッグホルダー(...
2,793 円【自転車のQBEI 楽天市場支店】
![]() タイオガ フロントバッ... |
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コメント
これいいですね!重心が下がって安定しそう。
投稿: (か) | 2005.12.24 11:19
○(か) さん
バッグアタッチメントだけでなく、ライトやサイクロコンピュータなどもつけられそうです。過去に水道用品を組み合わせて作れないかと思いましたが挫折。小物として売られるようになってめでたいです。
投稿: 米田裕 | 2005.12.25 16:19
米田さんこんばんは
タイオガのフロントバックホルダーとは良いモノを
みつけてくださり感謝です。
実は、我が家の買い物用(チャイルドシート付)の
カゴを先日リクセンカウルに変えたんですが
取り付け位置の高さが気になっていました。
これがあれば、取り付け位置を楽に下げられますね
投稿: 古紙 鉄屋 | 2005.12.26 21:38
○古紙 さん
フロントバッグホルダーをフロントチューブにつければ、ハンドルをきってもバッグはまっすぐのままですね。モールトンぽくなりますよ。その場合、フレームに傷つけないように、フロントバッグホルダー内側に薄いゴムシートをつけてください。
投稿: 米田裕 | 2005.12.27 01:09
トラックバックさせて頂きました。
詳しい解説で、とても参考になります。
投稿: nori-コロ | 2006.05.26 14:04