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2005.12.07

雪降る土地で自転車に乗るには?

 いよいよフユー! という季節となってきた。あちこちで雪が降っているが、北海道や東北、北陸など、雪の降る土地で自転車に乗っている人はどうしているんだろうと気になる。
 北海道では自転車のスパイクタイヤが売られていて、雪道を片手にラーメン入りの岡持を下げて走っていく出前持ち自転車だの、交差点でカウンターをあてて曲がっていく自転車がいるとのことだが、本当だろうか?
 自転車系ブログで北国の人のやつを読むと、冬はどうやらお休みらしい。来年の春まで自転車は冬眠。室内でのメンテナンスや改造にいそしみ、来年の5月ごろ、雪がまったくなくなると走り始めるという。
 だが、もっと調べると冬でもスパイクタイヤで走り回る元気な人たちもいる。
北海道スパイク自転車普及狂会」は、北海道札幌市で真冬にスパイクタイヤで走る団体だ。雪上での走行テクニックやスパイクタイヤインプレッションなんてのがある。シュワルベやノキアンなど、やっぱり、ドイツや北欧には自転車スパイクタイヤがあるわけね。
 スパイクタイヤを履いていようと、転ぶときは転びそうで怖い。ならば、3輪自転車ではどうかということを考えたりする。
 国内で3輪自転車を作っているのは、ランドウォーカー株式会社の「ランドウォーカー」と、株式会社アバンテクの「トライク」がある。
 ランドウェーカーは、前輪20インチで後輪が26インチと20インチのタイプがある。
 スパイクタイヤは26インチは種類が多いが、20インチとなると1種類しかない(NOKIAN SPEED HAKKAPELIITTAというのらしい)。それでもなんとか全輪にスパイクタイヤを装着可能だ。
 一方のトライクは、前輪16インチ、後輪26インチなので、前輪にはスパイクタイヤはない。前輪2つの間の幅があるので、タイヤがすべっても大丈夫かもしれないが、どうだろうか? いっそのこと、短いスキー板をつけるとか……。
 幅広のタイヤなら、雪上でも転倒しないだろうというこで、合同会社 スノウロードの「スノウローダー」なんて自転車もある。通常のタイヤの上に、ゴムクローラーという幅広のスパイク付ゴム輪をつけたものだ。
 タイヤ幅が12センチとなるので、新雪の上でも走れそうだが、路面抵抗はむちゃくちゃ増える。とても重い走りとなるだろうね。ゴムクローラーの重さは16インチタイヤ用で1本3Kgとのことで、2本で6Kgの重さとなる。車輪の重さは走行に大きく関係するので、体力いるだろうなぁ。
 完全受注生産なので、1台約8万円とのこと。Q&Aを読むと、体格にあわせたフルオーダーなどのわがままも聞いてくれるそうだ。ドロップハンドルやフロントトリプル(無理か?)など、好きな仕様で作ってもらえるのは魅力的かな。【もう存在しないらしい】
 雪道なので、スリップすればそのままドカンと終わりのような気がするが、クルマでは4WDが雪道に強いとされている。
 ならば、自転車なら2WDだということで、東京理科大学小林研究室と日本ロボティクス社共同開発、有限会社シェスコが生産、販売をしているフルタイム2WD自転車はどうだろう。
 シェスコのサイトには、雪上走行のムービーや、なんと氷上走行のムービーまであったが今はない。スケートのリンクを上を何事もなく走っていく2WD自転車を見たら、思わず笑ってしまった。そんなに楽に走っていいんかいという気分だ。
 値段はというと最安モデルでサンキュッパーである。2WD自転車がこの値段とは驚きだ。
 どちらもタイヤサイズは20インチ。なんとかスパイクタイヤをつけられる。


すでに販売は終わっているようだ。【2009/01/15】 

 これらの2WD自転車だが、雪道、氷上、砂地、泥たまりの悪路走行に優れているとしながら、ドロヨケがない。走れば泥だらけになってしまいそうだ。
 また2WD自転車は発展途上にあるため、改良部分も使っているうちに見つかるということがある。初期モデルを買うのなら、いっしょに開発をしていくぐらいの気持ちが必要らしい。
 重量的にも、もう少し軽い方がいいけど、まだ無理かなぁ。
 ウチは幸いにも、年に数回しか雪の降らない関東圏にあるため、雪が降れば自転車乗らんもんねーと言ってられるが、それでも、降った日、翌日溶けても道端には雪、アイスバーン化という状態を経て5日間近くは乗れなくなる。
 雪国であれば、それが5ヶ月にもなるのだろう。自転車好きなら、それだけ乗れないと乗りたくてウズウズしてくるのではないだろうか。
 結論的にはフルタイム2WD自転車がスタイル的にも普通の自転車に近いし、夏場にもメリットがあってよさそうだけど、どうなんだろう? 
 雪国の方、3輪、ゴムクローラー、フルタイム2WDと、いろいろな自転車をためしてみてはいかがだろうか?

自転車用スパイクタイヤはこちらから

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コメント

雪国の人は雪で外に出られない間、ポチッと自転車の子供を作ってしまうのではないでしょうか。

来春の初ライドのことを考えてポチッと...。

雪国ではないのにポチッと自転車の子供が出来てしまったEzでした。

投稿: Ez | 2005.12.08 00:38

冬の間は自転車に乗らずに改造。

Soraとか付いてたら、せめて105に変える。外した部品は一台分。仕方がないから、フレームを買ってくる。寒くて乗れないし、フレームがあれば組むしかないし。

ほら、一台増えた ^^;)。

投稿: tosh | 2005.12.08 01:16

Yahichiは試乗したことがあります。あのメカがサンキュッパはえらいです。両輪駆動されるので凄くクセがあります。フロントも駆動されるのでトルクでハンドルが振られますが慣れるでしょう。冬は雪上を、夏は荒地と戯れるということでけっこう楽しめると思いますよ。

投稿: Nash | 2005.12.08 09:59

○Ez さん
 布団のなかでポチっとして子供作っちゃったんですね。やっぱり冬場でしたか?(笑)

○tosh さん
 雪の上でも元気に走れるみたいですよ。既成のパーツ組み合わせて、雪上自転車は作れないでしょうかね? すべらない、倒れない機構を考える。

○Nash さん
 Yahichiのサンキュッパは赤字覚悟みたいですね。それにしても、思い切って安くしたものです。

投稿: 米田裕 | 2005.12.08 21:19

LANDWALKERですが、両輪は完全に独立懸架となっているので、そういう環境で実用になるかどうかは疑問です。
もっとも、現在開発中の後ろ二輪の独立懸架にデフを追加したタイプなら、イケるかもしれません
http://www.landwalker.co.jp/topics/spider/

なお、同種のものはリカンベントタンデムでも有名なドイツのHASEというメーカーがすでに製造・販売しており、これの前輪をそりに換装すれば、重心が低いのもあって結構使えそうですね
http://www.hase-bikes.com/ens/mtbkett/index.php

なお、お年寄りが乗っておられるのを見かける、一般的な後ろ二輪の三輪自転車の多くは片輪のみの駆動なので、スパイクタイヤを履いてもその場でクルクル回転してしまうんじゃないかと思われます

投稿: マービン | 2005.12.09 01:46

○マービン さん
 ランドウォーカー使用者の意見として実感がありますね。スパイダーならいいかもしれませんが、リカンベントタイプだと、雪をお尻の下とサドルの間へ入れてしまい、溶けて冷たいような。
 雪国のサイクリストはたいへんですね。

投稿: 米田裕 | 2005.12.10 01:12

Yahichiについて。
普通の自転車で旋回すると前輪が外側に逃げて行きますが、2WDはそれがありません。グリップの悪い路面で大きなメリットになります。また、砂地などの走破性は比べようもなく高いです。同様に新雪でも高いと思われます(体験していないので推測ですが)。
デメリットは、差動装置がないためにタイトターンでブレーキングが起きます。
普段使いできる2WDです。
欲を言えば、各車輪を任意にフリーにできればもっと面白いです。
また、前輪にサスがついているモデルは更に走破性高いはず。

圧雪路面や凍結路面では駆動輪に関係なくタイヤさえ選べばかなりなところまで行けます。
マウンテン(26インチ)にスパイクはかせて凍結路面で遊んでいましたが、車体を傾けるとスパイクが効かない(側面にスパイクが打てないため)ことを除くとガンガン行けました。
チェーンも使ったことがありますが、亀甲型ではなかったため、傾けた途端にスパーンと転倒。
タイヤの接地面が変化することに対応した滑り止めが望まれるところです。

自転車は、もともと雪上の乗り物ではないので、ほどほどに。(逆にそれが面白かったりもするのですが)

投稿: WADA | 2005.12.12 22:18

○WADA さん
 雪国の人は自転車買っても年の半分近く乗れないのはなーと思ってのことで書いた記事です。2WD自転車の雪道走行、体力いるでしょうね。

投稿: 米田裕 | 2005.12.12 23:24

よく子供の頃に「ドリフト!」とか言って後輪ロックでスライドさせて遊びませんでしたか?
小学生の頃、学校の裏に出来た大きなアイスバーンを見て「あれを氷上でやったらすごいかも?」と思ってお馬鹿にもチャレンジしたことがあります。

で、友達が頭を打って事なきを得ました???

投稿: Danjun | 2005.12.13 18:02

○Danjun さん
 その友達は、きっと御自分の過去の姿でしょう。
 いるんだ、そーゆー子がね(笑)。

投稿: 米田裕 | 2005.12.14 00:07

はじめまして、ニュースでYAHICHIを見て愕然とした札幌在住の者です。検索してここにたどり着き、ブログを見させていただいた次第です。
この大雪でも結構自転車乗ってる人見かけるんですけど・・。スパイクタイヤ装着なのでしょうかね?20年位前のまだスパイク禁止になっていない頃パッソルにスパイクタイヤ(当時はバイクやさんにフツーに売ってました)はかせてバイトに行っていた頃を思い出しました。車体を傾けると即転倒するのでオフバイクの様に足を前に出すか、車体を傾けないようにして体だけ傾けたりしていましたが、こけまくりでしたね。こけるとキャブに水が入ったりしてエンジンかからなくなったり、ブレーキワイヤが凍って戻らなくなったりして実用性はイマイチでしたね。融雪剤の影響でバイクは2シーズンでボロボロでした。最近は郵便屋さんも軽ワンボックス使う時代ですんで冬に自転車・バイクは新聞屋さんのみですね~(こっちではピザ屋も軽自動車です)でも、yahichi見たら乗りたくなってしまいました。スパイク高いのかな・・・

投稿: Sinn | 2006.01.15 05:12

○Sinn さん
 今冬は雪の多いところは大変ですね。YAHICHIに使える20インチのスパイクタイヤは1本5800円とのことです。
http://www.samsbike.com/mtb/spike.htm

 融雪剤って塩ですよね。だとするとフレームは鉄じゃない方がいいですね。
 いつかは行きたい北海道ですが、なかなか遠いです(旅費もかかるし)。

投稿: 米田裕 | 2006.01.16 01:06

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