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2005.09.26

弱者にとっての自転車歩道走行

 先週から病気中である。そのときに、熱が出て、身体も痛い状態で歩いて医者へ行ったときのことだ。
 病気中なので歩くのもつらく、さらに熱があるので、健常人のように歩けない。それでも600メートルほど離れた医者へと歩いていった。
 歩行速度が通常の人が4Km/hなら、たぶん2Km/hをしたまわっていただろう。歩道をゆっくりと歩くのだが、この歩道を自転車が走り回るのだ。
 歩道といえども、店の看板やら電話ボックスやらが設置してあり、端をまっすぐには歩けない。歩く位置を右から左へと変えたり、反対側へ行って戻ってくるという歩き方になる。
 健康なときは、ヒョイヒョイと歩いていたし、歩行速度も速いのでよかったのだが、病気ともなるとそうはいかない。
 そこへ自転車が前から後ろからやってきて脇を通っていくので、恐怖心がわきあがってきた。健康なときなら避けられるものも、咄嗟には動けなかったからだ。
 歩道であるにもかかわらず、自転車は併走したり、後ろから猛スピードで追い越しをかけてくるものもあり、それを避けようとしていると後ろから脇を通られたりと、緊張をしてだいぶ消耗をした。
 子供はまっすぐ走ってこないし、オバサンはやたらと速度を出しているし、これはあぶない感じだ。

 ひるがえって考えてみると、お年寄りや身体の不自由な人にとっては、毎日がこの状態なのだ。
「自転車は自転車走行可の歩道を走ってよい」などというバカな交通法規はなんとかならないのかと思う。歩道では速度が20Km/hほどの自転車は走る凶器だ。もし人とぶつかれば、その衝撃は大きい。

 端には違法駐輪自転車があり、人ひとりが通れる幅しかない歩道へ、自転車がつっこんでくる。人間と自転車とが、先にその場所へ着いた方が先に通れるみたいな暗黙の了解で動いているので、あぶなくて仕方がない。
 歩道でベルを鳴らすことも、いきなりだとびっくりする。それで身体がふらついてしまう。
 人が歩いてきたら、自転車側が止まるべきものなのだ。そう思って歩いていくと、ぶつかりそうになって初めてキキーっとブレーキをかける。
「ごめんなさいー」などと言うが、その前に自分のすべきことを考えてほしい。

 目が不自由になったり、身体が不自由になると、歩道走行の自転車は迷惑と恐怖の対象だ。

 歩道を走るすべての自転車乗りは、そこに歩いている人のことをいつも考えていてもらいたい。いつかはあなたも、身体が不自由になる時がくるのだ。

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コメント

厳しいルール問題で面白さをかもしだししていた一連の
ブログ拝読しました

投稿: 歩行、自転車の楽しみ知る | 2005.09.26 01:15

あらら米田さん、まだ調子悪いですか。お大事にしてくださいよ~。

歩道の暴走ちゃり、ほんと困ります。
どーしたらええんじゃろ?

<私の対策~あるいは意地悪?>
遠くのほうから猛スピードでこっちへ走ってくるのが見えた場合は、わざと歩道の真ん中を歩き続け、無理やり向こうに減速させる。

後ろに気配を感じたときも、スピードが速そうなときは、知らんぷりして、どいてあげない。

歩道を歩くとき、なるべくまっすぐ歩き、不要な車線いや歩行線?変更はしない。するときは必ず後方確認。

イヤミなおばはんと思われてもええねん。暴走ちゃりon 歩道は許したらあきまへん。

投稿: midora | 2005.09.27 00:55

米田さん、大変ですね。

和田も松葉杖のお世話になったりベビーカーを押した時、歩道上の自転車(置いてあるのも動いているのも)がどれほど危険か痛いほど思い知らされました。

しかし、状況が変わる気配はありません。

かくなる上は、自動車と同じように罰金と点数制度を設け、厳しい取り締まりをするしかないのでは?
意識に訴えるのも大切ですが、財布の痛みが一番効く気がします。
それを財源に自転車道拡充などできれば一石二鳥。

和田の場合、自分が正しくても痛い目に遭う方がイヤなので、暴走チャリからなるべく遠ざかるようにしています。

米田さんお大事に。

投稿: 和田 | 2005.09.27 11:19

 まとめてレス。

 身体が弱っていると、歩道を走るふつーの自転車が、あっという間に危険で迷惑と感じられるのですな。

 罰金は刑罰に科せられる科料ですから、刑が確定しないといかんのですね。交通違反の自転車を捕まえて警察に突き出します。起訴すると言ったときに、捕まった側が弁護人を立てて法廷で争いたいと言い出せば、ある程度の時間が必要となります。これが交通法規違反自転車を捕まえない理由のひとつですね。

 免許制にすると、何歳からかということや、免許のない者をどうするかという問題が出ます。
 免許制にしない限り、交通違反金という形で金をとれないのですな。

 なんともやっかいです。

投稿: 米田裕 | 2005.09.30 02:20

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