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2004.03.19

大きさの基になったのは

 Frogのサイズは、折りたたんだときにコインロッカーに入るかということから決められたのではないかと思う。
 JR東日本とナショナル自転車の共同開発によるトレンクルが、大きなインパクトを与えたのに違いない。電車と自転車を組み合わせ旅をする。自転車はロッカーにしまえる大きさ、軽さ、というコンセプトはドイツ人の工業デザイナーを刺激したのだろう。
 このデザイナーたちにはBirdy(BD-1)という、折りたたみ自転車の機構があった。この機構を活かしてコインロッカーに入る大きさはと逆算していったのではないか。すると車輪は12インチでないといけない、フレームは小さくしないといけない。
 だが、ドイツには大柄な人間が多い、乗れない自転車は作れないということで、2段伸縮のシートポストとハンドルステムが考えられた。出来上がった自転車を折りたたみ、ロッカーに入れるにはサドルの大きさがネックとなったので、子供用のをつけた。
 完成した折りたたみサイズは63×48×29cm。日本では中型のコインロッカーに収まる。ヨーロッパのコインロッカーのサイズはわからないが、日本のものとそれほどかわらないのではないか。旅行用スーツケースが世界的にサイズが変わらないだろうからだ。

001.jpg

 もともと、電車で移動し街中を走るという想定で作られたとすれば、長距離を走る自転車ではないのだろう。トレンクルのカタログでは10キロ程度の走行に最適となっているとのことだ。この数値を基準に、それぐらい走れればいいだろうという設計なのかもしれない。
 Frogは、時速15キロぐらいで走っているときがいちばん快適だし、長い距離を走ると疲労度も大きい。ある速度、ある距離を越えると楽には走れない自転車だ。
 それでも、持ち運ぶときに取り回しが楽だということの方が大きなメリットとなる。ロッカーにしまえると駐輪時の安全性も違うし、旅先でも保管場所に困らない。
 欲をいえば、あと2キロほど軽くして、8キロ代の重さだったらよかったのだが、各部の剛性を高めるために重量が増えてしまったのだろう。
 大きさゆえにかわいく見えるFrogだが、ドイツ人は質実剛健を求めるとみえる。

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